昨年位からメダカ育成に光合成細菌を使う人が増えてきましたね。それより前から使用している人も居るでしょうが、私も昨年から使い始めたクチです。培養方法の確立まで多少苦労しましたが、分かってしまえば簡単。エビオス錠で簡単に培養出来ます。
光合成細菌はPSBとも呼ばれますが、それはサンミューズさんの登録商標だそうです。
光合成細菌についてのまとめは私が運営する別のブログにも書いてありますが、既に情報が多少古くなっています。最新情報はこちらのサイトで記載していこうと思います。
重複する内容もありますが、とりあえず記載します。
光合成細菌の培養方法
2,000mlの光合成細菌を培養する場合
用意するもの
- 光合成細菌(PSB):200ml以上。多ければ多いほど良いです。
- ミネラルウォーター:2,000ml。カルキ抜きした水で良いです。
- エビオス:8錠
※500ml分を培養する場合は、全てを1/4すればOKです。
セット方法
ミネラルォーターの中に種となるPSBとエビオスを入れ、空気の入らない様に注ぎ口ぎりぎりまで水をいれてふたを閉めます。
設置場所
設置場所は日光の当たる明るい場所。半日陰でもOK。
旧ブログでは「設置場所は半日陰」と説明していますが、半日陰でも、真夏の直射日光の当たる場所でも問題なく培養出来たので神経質になる事はありません。
気温35度越え、PSB水温50度でも培養に問題はありませんでした。
培養期間
真夏であれば1~2週間。赤くなり、PSB特有の臭いがしたら完成です。
日々の管理
ガスが貯ったら、キャップを開けてガス抜きをしましょう。
エビオスが溶けたものが下に溜まるので、シェイクした方が培養が早い気がします。
培養後の管理
一般的な説明では、培養後の保管は冷暗所を推奨、直射日光厳禁です。
私の場合は、常に培養を続けるとの考えから、2LのPSB溶液に対して、毎週4粒のエビオスを追加して問題なく維持が出来ました。
期待する効果
- 水質改善(光合成時に硫化水素、メタン、アンモニアを消費する)
- 悪臭対策。
- PSBを捕食する動物性プランクトンが猛烈に増殖し、稚魚やミジンコの餌となる
- 色揚げ効果
- 稚魚、微小甲殻類のへい死率が下がる
※稚魚の餌となるとの情報もありますが、HOBOさんの実験では良い結果を得られていません。
参考サイト:
光合成細菌の光合成”の巻|(株)EM生活
HOBOめだかさん (旧ブログでテストされていますが、現在はその記事が無くなっています。)
光合成細菌の使用方法
毎日、10Lの水槽に対し1ml~3mlのPSB
水換時、10Lに対し、10mlのPSB
参考サイト:
光合成細菌の使用方法をまとめてみました|有限会社ぐんぐん
静楽庵さんのサイトには興味深い事が書かれています。
以下に抜粋して転載。
稚魚の餌として使う場合は水質浄化剤として使う場合よりもかなり多めに使わないと効果が少ないです。使用量は下の使用量目安表を参考にしてください。多少多めにあげても問題はなく、むしろ効果は増すと思います。
参考量としては、飼育水10Lに対して10ml~20ml。魚の数に応じて増減するそうです。
過去の実験
クロレラ+PSBで、ミジンコの培養の比較テスト
ミジンコの培養には効果あり
ミジンコ培養テストの第二弾。
PSB濃度を上げました。0.4%->1%
ミジンコ培養テストの第三弾は限界テスト。
PSB濃度の最適値を知るためにミジンコを使用して行った実験は、方法に問題があり失敗。
最後に
光合成細菌の培養確立までに、旧ブログへ2名の方にアドバイスを頂いております。
オサシミさん、カツオさん、ありがとうございます。
昨年使用した感じでは、メダカへの効果は分かりませんでした。使用量も手探り状態です。ただ、有名ブリーダーさんが愛用しているのでそれなりに効果があるものと思っています。また、静楽庵さんの添加量をみると、私は添加量が少なかったのだと思います。
ミジンコの培養に於いては効果がありました。