ゾウリムシ

ゾウリムシは針子育成の強力な助っ人です。ゾウリムシをメダカ育成に使い始めてから、針子が成魚になる率が圧倒的に高まりました。

培養方法は東邦大学メディアネットセンターさんのホームページで知りましたが、今は私なりにアレンジを加え管理しています。

培養方法

ゾウリムシの培養は2Lペットボトルで培養するのが一般的かも知れませんが、管理が大変だったので、私はバケツで培養しています。

という事で、ここではバケツで培養する方法を記載します。

用意するもの

  • 15Lバケツ
  • バケツの蓋
  • エビオスか強力わかもと
  • 種となるゾウリムシ(500ml以上推奨)



培養容器は15Lよりも小さなバケツでもOKです。ただ、上澄みを掬うので底が深い方が管理がしやすいです。または必須かも?蓋を使わなかった時は、容器を日陰においても青水化した経験があります。

エビオスはゾウリムシの餌として使います。ゾウリムシの餌は米のとぎ汁や豆乳などもありますが、計量せずに与えられるエビオスが楽でお勧め。保管も常温でOKなので楽です。

となるゾウリムシは最低どの程度必要というのはありませんが、500ml以上推奨。多ければ多いほど早くに針子に与えられるようになります。

あると便利な物ルーペ、おたま(かき混ぜ用)、計量カップ(培養具合の確認にも利用)

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セット方法

15Lのバケツにカルキ抜きした水を入れ、エビオスを5錠程度入れ、種となるゾウリムシを入れたら蓋をしてセット完了!

設置場所は屋外日陰

種となるゾウリムシの量に左右されますが、最高気温が20度くらいになれば、1週間もしないで針子に与えられる状態になると思います。

ゾウリムシ培養の基礎を勉強した、東邦大学メディアネットセンターさんによると、「室温20度前後ならば、2週間くらい」と書かれています。培養に慣れるまでは二週間くらい置いた方が安全かもしれません。

針子への与え方

うちでは、ゾウリムシを掬い200mlの計量カップへ入れ、3L程度の針子容器であれば100ml程度を毎朝入れます。

注意点としては、ゾウリムシの培養具合が甘い状態で針子へ与えた場合は、青水化しやすいのでその場合は水替えをしましょう。青水だから良いかな?と思って放置していたら大量死を招いたことがあります。

ゾウリムシの培養具合が甘いとは?
エビオスを入れた翌日などはエビオスの溶解した破片が浮遊してたりします。その浮遊量が多い場合は水を汚しやすいです。ただしこれに付いても神経質になり過ぎなくても良いです。培養の甘いゾウリムシを与えても、数日内に針子容器を水替えすれば問題ありません。

なお、この様な状態を避けるため、培養バケツは複数個用意したほうが良いでしょう。

維持の仕方

これについては結構曖昧なんですが、大体毎週エビオスを5粒ほど投入しています。ゾウリムシは餌切れに弱いです。餌が切れるとすぐに個体数が減ります。ただ、復活も早いので、餌切れについては神経質にならなくてもOKと思ってます。

餌の入れ過ぎは注意です。昨シーズンは餌の入れ過ぎで壊滅状態になりました。

どの位エビオスを入れたかと言うと、真夏の暑い日は毎日エビオスを数粒入れてました。入れ過ぎでした。

また、徐々に雑菌に侵される感じがあるので、1,2ヵ月に1度はリセットしたほうが良いかもしれません。

ゾウリムシの調子が良いと、オーロラの様なゾウリムシ群の波が確認出来ます。水も透明度が高いです。その状態を保てるように、ゾウリムシを抜く量、エビオスの添加サイクルなどご自分で調整してみてください。

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