ミドリムシ

ミドリムシの培養時はボトルキャップを緩めミドリムシに酸素供給出来るようにしておきましょう。

2021/08/05

サイズはゾウリムシの1/2~1/3位ですが、緑色をしているので栄養価が高そうなミドリムシ。過去の実験では針子育成で一定の効果を得た気がしていますが、正直なところ針子育成はゾウリムシで十分ではないかと思いつつも、ミドリムシの秘めたる力がある気がして培養を続けています。そして今後も機会があればメダカ育成での有用性を探求していこうと思っています。

ゾウリムシとミドリムシを比較した場合、違いは色々あると思いますが、私が感じた事で最も驚いたことは、ミドリムシは放置(餌切れ)に強い。という事です。

ゾウリムシは餌が切れるとすぐに死滅します。ミドリムシは餌を与えていなくても、、、半年以上放置していても死滅せずに生きています。

ミドリムシの培養方法

前置きが長くなりましたが本題に移ります。

用意するもの

500mlのボトルで培養する場合のレシピです。

  • 500mlのミネラルウォーター
  • エビオス1錠
  • 液肥0.5ml(ハイポネックス原液)
  • 種となるミドリムシ10ml(多ければ多いほど良いです)

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セット方法

500mlのミネラルウォーターから種となるミドリムシの分量を抜き、エビオスとハイポネックを入れシェイクした後に種ミドリムシを投入します。


程よく暖かく、程よく光が当たるところへ置きましょう。うちの場合は、水槽の脇や、春先なら出窓に置いてます。



日々の管理

基本放置でOKですが、シェイクや空気の入れかえをした方が良い気がしてます。

  • ボトルキャップは閉めてOK
  • 毎日シェイク(忘れてもOK)
  • 毎日空気の入れ替え(忘れてもOK)
  • ボトルキャップは緩め、ミドリムシに酸素供給が出来るようにしましょう(2021/8/5追加)



培養終了の判断

25度前後であれば2週間も経たずに培養が終わると思います。培養が終わると臭いが薄くなるので判断できます。



注意事項

継ぎ足し培養は止めましょう。毎回新しいミネラルウォーターボトルでセットするか、ボトルを消毒してから培養をしましょう。PSBやゾウリムシは数回の継ぎ足し培養が可能と感じていますが、ミドリムシは継ぎ足し培養をするとすぐに雑菌に侵されます。

雑菌に侵されたボトルは緑から茶色~赤く変色します。そのまま日に当てていると何れ緑色に戻りますが、その時の緑は(経験上)殆どが珪藻(緑藻)類になってます。ミドリムシが見当たらない状態になります。

餌切れには強いミドリムシですが、雑菌には弱い様です。

雑菌に弱いというのは勘違いの様です。

今までの私の培養方法は、ボトルキャップを閉めたままだったので、継ぎ足し培養では種が多い為に餌が早々に無くなる→光合成による酸素供給が出来なくなる→酸欠によりミドリムシが死滅→腐る。という状況だったのだと思います。

2021/8/5

ミドリムシを利用した過去の実験

ミドリムシとゾウリムシと粉餌で針子の育成は成功。

ミドリムシだけでメダカの針子の育成は失敗

ミドリムシだけでタマミジンコの培養は失敗

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