針子にゾウリムシを与えると落ち難くなるのは分かっている事ですが、ゾウリムシに加えてPSBやミドリムシを与えたら成長が早くなるのかを確認するテストをしました。
前回のテスト時はPSBを添加した容器の針子は成長が早かったのですが、早期に複数の針子が落ちてしまい、針子1匹あたりのゾウリムシの供給量が他の容器に比べて多かった可能性が否めません。なので今回は針子が落ちたら追加する予定でした。
が、
手が回らず、針子をろくにカウントしない日々が続きました。今回は容器を6つ用意したのですが、それぞれの容器で毎日10匹の存在を確認するのが大変で・・・(*_*)
今回も中途半端なテストとなりました。。。
セット時
6/21のセット時のブログ
ゾウリムシを添加x2
ゾウリムシとPSBを添加x2
ゾウリムシとミドリムシを添加x2
計6個の容器を用意しました。
結果
PSB添加容器の針子は約半分になってましたが、ゾウリムシのみに比べると成長が早い。
ミドリムシ添加容器の針子も半分くらいに減ってました。こちらもゾウリムシのみに比べて針子の成長が早いです。なお、前回と今回のテストで、ミドリムシには使用期限がある気がし始めてます。新鮮なうちに使わないと逆効果になる感じ。何となくですが。
ゾウリムシのみ添加容器の針子は2匹位落ちたのみですが、針子は全体的にサイズが小さい。
前回とほぼ同じ結果になりました。
結論
ゾウリムシのみでは成長が遅くなる可能性はあるものの、問題が起き難い。
ミドリムシは、今回用意した物が古かった(培養終了から1ヶ月以上経過したもの)のが悪かったのかもしれません。
PSBは、、何となくですが使用量が多過ぎの気がします。
今回のPSB添加量は、容器の初期水量が250mlだったので0.25ml(1/1000倍)を毎日添加。これは静楽庵さんの使用量を参考にしての濃度なのですが、他社はその1/3-1/10(1/3000~1/10000倍)を推奨しています。
ちなみに、普段は他社推奨量程度しか入れていません。ただこの量では、効果が??だったので、静楽庵さんの使用量を参考にしましたが、2度とも針子が落ちてます。
PSB添加量の違いによるゾウリムシ増殖をテスト
針子の餌としてPSBを使用する場合、どの位の量を入れれば良いのか疑問に思い、PSB添加量の違いによるゾウリムシの増殖具合を確認しました。
↑このテスト時に、PSBを2,3日毎に0.25ml添加するのではゾウリムシ濃度が薄く、針子の餌とするには心許ない感じでした。
と言う事で、今回は左の容器には毎日0.25mlのPSB、右の容器には毎日0.5mlのPSBを添加しました。ともに水量は約250mlです。
エビオスで培養したゾウリムシ水と目視で比較したところ、左の容器のゾウリムシ濃度は若干薄く、毎日0.5mlのPSBを与えた方はエビオス培養水と似た濃度になりました。
この実験結果を見ると、PSBを針子の餌として使うなら、毎日0.5ml位はPSBを入れないと効果無い(という解釈でよいのかな?)。ですが毎日0.5mlのPSB添加量は針子には濃過ぎ。ちなみに2日に一度PSBを0.25ml入れても針子は落ちてます。
という事で、PSBで針子の餌を賄うのは無理では?と今は思っています。おやつ程度は出来そうですが。
PSBで茶苔や臭いが抑えられるのは確認済みです。クロレラでのミジンコ培養時にも効果がありました。
ですが、針子の餌としての用途は厳しいとの認識になりました。
なお、今迄は大雑把に1/10000程度の添加量でPSBを利用しています。この希釈度でメダカに害が出たと思えた事はありません。ただ、目立った効果もありませんが。。。
まとまらないですが、そんな感じです。
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コメント
こんにちは。
実験おつかれさまです。
いろいろな要因があるので難しい実験ですよね。
PSBを入れると生存率が落ちるのは気になります。
ブラックダイヤの産卵が順調なので、そろそろわたしも挑戦してみようかな…
HOBOさん、こんにちは^^
同時期にいろいろ手を出し過ぎて、手が回らなくなってしまいました(汗
光合成細菌には色々種類があると思いますが、工業製品でないので、濃度はそれぞれ異なるのでは?と思ってます。
なので光合成細菌の使用量は総水量に対して0.1%とか0.01%とか、一概には言えないのでは?と。
花木流通センターのお客さんにもPSBでメダカが落ちると言っている方が居ました。
私の培養方法で培養したPSBは、総水量に対して0.01%程度にした方が良いと、今は思っています。
近いうちに0.01%なら針子が落ちないのかテストしようと思ってます。
HOBOさんのテストを期待してます(^^)/