まず最初に、、、
こんなに時間が掛かるとは思わなかった。です。
では本題(‘_’)
与える生餌の違いで針子の成長に差が出るかをテストした時に、ゾウリムシと光合成細菌(PSB)を与えていた容器のゾウリムシが減るどころか増えてる時期があったので、ゾウリムシはPSBでも増える。と結論付けましたが、本当かな?と思って比較実験しました。
6/6 セット
用意したのは、二つの容器。
培養バケツからゾウリムシ水を500ml掬い、250mlづつに分けました。左側の容器にのみ2,3日に一回、0.25mlのPSBを与えます。
餌切れで直ぐにゾウリムシが死滅しない様、培養が甘く白濁しているゾウリムシ水を用意しました。数は十分に居ます。
この時点では、4,5日経過すれば培養水が透明になり、徐々に差が出てくると思っていました。
ちなみに、私はこの位であれば稚魚へ与えます。
6/12 白濁が取れる
先の予想通り、4,5日位で培養水が透明になりました。正確には6日後ですけどね。
背景色の違いで、PSBを与えてない右側の容器の方がゾウリムシが居るように見えますが、ほぼ同じ位のゾウリムシが居ます。。。
正直に言うと、PSBを与えてない容器の方が何故か濃いように見えました(‘_’)
6/16 ゾウリムシが減らない
セットから約10日経つのに両方の容器共にゾウリムシが減らない。。。セット当初は白濁が取れた翌日位から差が出てくると思ってました。案外持ちますね。
やはりPSBを添加してない方が多い気がします。ナゼナンダ??
6/20 やっと差が出て来た。
やっと明確な差が出てきました。PSBを添加している方が明らかにゾウリムシが多いです。
PSBを添加している容器でも、ゾウリムシ密度はピーク時より低いです。これはPSBの添加量が少ない可能性がありますね。
そして、、、
今回の実験で、ゾウリムシはPSBでも殖える事が分かりました。
(でもと書いたのは、ゾウリムシは色々な飼料で殖えることが分かってるからです)
この実験が約2週間も掛かったのは当初の想定外でしたが、時間が掛かったからこそ分かった事があります(^-^)
それは、、、
茶苔の有無です。
PSBを定期的に添加した容器
PSBを添加しない容器
両容器共に、底に緑の塊が出始めてますが、PSBを添加している容器は茶苔が出てなく綺麗です。
一方、PSBを添加してない容器は茶苔が出て来て汚いです。
茶苔は硝酸態窒素(アンモニア→亜硝酸→硝酸と変換される)が原因で発生しますが、PSBを添加するとアンモニアを別の物質に変換している事が分かります。
別の物質に変換、、、何に変換しているのか良く分かってませんけどね(◎_◎;)
アンモニアをアミノ酸にしてくれるのかな??とか素人知識で考えてます。
生餌違いテスト・リターン
今回のテストで、ゾウリムシにPSBを入れるとアンモニアが除去される事が分かりました。
というと、やはり針子へはゾウリムシだけでなくPSBも入れた方が良いのでは??
という事で。
生餌違いによる針子の育成テストをもう一度行います(‘ω’)ノ
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コメント
おはようございます。
実験お疲れさまです。
長くなると忘れそうですよね。
PSB効果ありですね。
アンモニアが減るのは嬉しいです。
わたしもやってみます。
HOBOさん、おはようございます^^
ありがとうございます!
実験は1週間くらいで終わると思ってたら、2週間も掛かってしまいました。
PSBを入れると茶苔が出難くなる事はミジンコ培養で分かっていた事ですが、比較テストで明確になったのは良かったです!
HOBOさんも是非やってみて下さい。検証例が多い方が良いですからね(^^)
こんにちは!
予想外!もっと早く差が出てくるのかと思ってました(笑)
でもPSBでもいける事がわかりました!←言ったくせに、半信半疑でした(笑)
そしてこの実験はタニシ飼いの視点から見て、すごくありがたい情報がありました!
茶苔が好きなタニシ容器には、PSBは入れない方が良いみたい(*^^*)
おかーさん、こんにちは^^
用意したゾウリムシ水は、もっと培養の進んだものを使うべきでした。ほんと、こんなに時間が掛かるとは思ってませんでした(汗
PSBでゾウリムシが殖えるのは仕組み的には分からないでもないですが、やはりやってみないと。って感じでやりましたが、予想通りの結果で良かったです^^
タニシは茶苔が好物なんですね!
タニシ基準で考えたらPSBは不要。メダカ基準で考えたらPSBは入れた方が良い!?
そんなところでしょうか。。。