私のミドリムシの培養方法に誤りがあったようです。それに気付く経緯と正しい培養方法などを記載します。
経緯
培養を開始してから約一週間。培養がほぼ完了。
暑さに弱いとの情報を得て、500mlのボトル8本はクーラーの効いた部屋へ移動。光が当たらない場所で保管。
仕上がりが早かった両サイドのボトルは、次回培養分だけを残して使用し、暑い部屋にそのまま放置。
退避ボトルに変化あり
涼しい部屋へ退避して数日経過。8本のうち、7本が変色。硫黄臭。腐った?
みのり館から回収してきた1本(写真中央)を含めて、全てのボトルを顕微鏡でチェック。
4本だけミドリムシが居ました。どれだと思いますか?
腐る原因判明
ミドリムシが生き残っていたボトルは丸を付けた4本。
赤丸は30度以上になった室内で保管。青丸はクーラーの効いた部屋。黄緑の丸は、みのり館から回収したボトル。
青丸の餌は強力わかもと。それ以外はエビオス+液肥。
写真を見る限り、青丸のボトル以外の3本は他のボトルより空気が多い。
このことから、ミドリムシは、空気があれば腐りにくい事が分かります。
青丸ボトルが腐らなかったのは、餌の強力わかもとの持続性によるものかな?
「正しい?培養」のテスト
空気があれば腐りにくいのであれば、培養時にキャップを開ければ良いはず。
という事で、キャップを空けて培養を開始。餌は全てワカモト。(下の写真はキャップを緩める前でした。。。)
赤丸ボトルの餌は、エビオスと液肥。
培養開始から二日後
硫黄臭が凄いので、ミドリムシが確認出来なかった黒丸の7本は破棄(‘ω’)
破棄前に顕微鏡で再確認しましたが、やはりミドリムシは居ませんでした。
なお、全てのボトルで硫黄臭がしました。
培養開始から一週間
一週間経過し、硫黄臭がだいぶ弱まりました。
顕微鏡で確認したところ、全てのボトルにミドリムシが居ました。
という事で、
ミドリムシの培養時はボトルキャップを緩めるか、水量を減らして空気を多目にしましょう。
今まで、継ぎ足し培養は失敗していましたが、ボトルキャップを閉めたままだったので、酸欠になってたのでしょうね?
高温耐性テスト
暑さへの耐性テストとして、2Lのペットボトルは太陽光が当たる室内に置いてます。
連日35度付近まで気温の上がる高崎市。直射日光に当てているため、ミドリムシボトルの水温は38.3度になってましたが、ミドリムシの存在が顕微鏡で確認出来ました。
引き続き経過観察します。
餌切れの判断材料
餌が切れると臭いが薄くなりますが、確認の為再テスト。
培養中は硫黄臭がする?
餌があるうちは硫黄臭がする?と仮定し、硫黄臭が消えたボトル(青丸)だけに強力わかもとを1粒添加。
硫黄臭の強さの順に並べました。
他のボトルは餌を追加せず、このまま様子見予定です。
ミドリムシの集合体があるうちは餌がある?
培養中に見れる現象。写真の様に水面近くにミドリムシの集合体が出来る事もあるし、水中にモヤが掛かったような状態で集合体が出来る事もある。
集合体が見れなくなったら餌切れなのかな??
最後に
ミドリムシの培養方法を記載している他サイトで培養時に酸素が必要と書かれていたり、多分ですが、最近落札した、沖縄か兵庫のミドリムシ出品者さんのどちらかは培養時に酸素が必要と説明してたかもしれません。
他の方のアドバイスをしっかり聞いてれば、今までも培養失敗は無かったのかも知れません(;^_^A
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コメント
こんにちは。
ミドリムシ、空気が必要なのか。
光合成で二酸化炭素を酸素に変えるから必要ないと思っていました。
うちは、7月になって突然培養が不調になったので高温が原因と思いましたが別問題があるのかもしれませんね。
今は原点に戻り、ハイポで地道に培養しています。
また培養実験を再開したいと思います。
微生物は難しいですね。
HOBOさん、こんにちは^^
ミドリムシは、餌があるうちは光合成が出来るけど、餌が切れると光合成が出来ず、酸素が無くなり死滅するのだと思います。
まだ培養数は少ないですが、培養時にボトルキャップを開けてからは培養が順調です!
ちなみに、水温が38度以上のボトルでもミドリムシを顕微鏡で確認出来ました!
ミドリムシは難しいと思ってましたが、一気に簡単に思えてきました(^-^)